COLUMN
相次ぐ不正アクセスを受けて―今、見直したい社内システムのアクセス管理
企業や組織への不正アクセスが相次ぐ中、社内システムや業務で利用するWeb・SaaSの安全性を、改めて点検することが重要です。
JPCERT/CCは2026年10月8日、国内組織で相次ぐ不正アクセスについて注意喚起を公表し、10月23日に情報を更新しています。一般公開するサービスだけでなく、従業員向け管理システムなども点検の対象としています。注意喚起の原文はこちら。
まず確認したい、4つのポイント
- 公開範囲:社内向けアプリや管理画面を、業務上必要な範囲を超えてインターネットに公開していませんか。
- 認証と権限:多要素認証を利用していますか。利用者や委託先に、必要以上のアクセス権限を与えていませんか。
- 端末と更新:OSや利用ソフトウェア、接続機器の更新状況を把握し、必要な修正を適用していますか。
- 運用:不審なアクセスに気づくためのログ確認や、異常があったときの連絡・対応手順は決まっていますか。
Cloudflare Zero Trustを活用したアクセス管理
対策の選択肢の一つが、Cloudflare Zero Trustの活用です。「社内ネットワークからの接続だから安全」と考えるのではなく、利用者や端末の状態などを条件に、必要なアクセスを許可する仕組みを検討します。
社内アプリへの接続を管理する:Cloudflare Access
Cloudflare Accessでは、社内アプリへのアクセスに認証や利用者ごとの条件を設定できます。多要素認証や端末の状態を確認する条件を組み合わせ、必要な人が必要なアプリへアクセスする構成を設計します。
業務中のWeb利用を保護する:Cloudflare Gateway
Cloudflare Gatewayでは、接続先や通信の内容に応じたポリシーを設定し、既知の危険なドメインへの接続を制限するなどの対策を行えます。Web・SaaSの利用に伴う通信の見直しにも活用できます。
利用できる機能や必要な設定は、契約プラン、既存の認証基盤、端末やネットワークの構成によって異なります。また、導入だけであらゆる攻撃を防げるわけではありません。システムの更新、端末の保護、バックアップなども組み合わせ、継続的に運用することが大切です。
iソフトが、設計・構築から運用・保守まで支援します
iソフトはゼロトラストを強みに、お客様の業務と通信環境に合わせたCloudflareの活用を支援します。
- 現在の接続方法と、守りたい社内アプリ・Web利用環境の整理
- 既存の認証基盤との連携や、アクセスルールの設計・構築
- 導入後のルール見直しと、運用・保守の支援
「今の接続方法でよいか確認したい」「VPNや社内アプリのアクセス管理を見直したい」「何から始めるべきか整理したい」といった段階から、ご相談いただけます。
参考情報
- JPCERT/CC:直近で相次いでいる国内組織における不正アクセスに関する注意喚起(2026年10月23日更新)
- Cloudflare Access:ゼロトラストネットワークアクセス
- Cloudflare Gateway:通信ポリシーの公式ドキュメント
本記事は2026年10月28日時点の公開情報をもとに作成しています。